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ファッションは、だらしなく着くずすことから始まる。中高生の制服の着崩し、コムデギャルソン、刺青(タトゥー)等から身体論を語る。
ピアスや刺青をすることの意味とは?コムデギャルソンやヨウジヤマモト等のファッションが問いかけているものは?そもそも人は何のために服で体を隠すのか?隠すべきものの実体は?若い人々に哲学の教授が身体論をわかりやすく説いた名著、ついに文庫化!「制服を着崩すところからファッションは始まる」。解説=永江朗。
[出版社より]
著 者|鷲田清一
出版社|筑摩書房[ちくま文庫]
定 価|600円+税
判 型|文庫版/並製
頁 数|192
ISBN|9784480420428
刊 行|1996年01月
Contents
1 つぎはぎの身体
みっともない身体、ひきつる身体
こわれやすい身体——“像”としてのからだ ほか
2 みっともない衣服
社会の生きた皮膚——ひとはいつ服を着はじめるか?
服を着くずす―ファッションの発端 ほか
3 ふつりあいな存在
だぶだぶの服
用意をしない服? ほか
4 衣服というギプス
“最後のモード”(La dernière mode)——ファッションの閉塞感 ほか
Author
鷲田 清一 Kiyokazu Washida
1949年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学総長などを経て、現在は京都市立芸術大学理事長・学長、せんだいメディアテーク館長。専門は哲学。現象学をベースに、臨床哲学、モード批評などを幅広く展開する。主な著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(読売文学賞)、『「待つ」ということ』(以上、角川選書)、『〈ひと〉の現象学』(筑摩書房)、『哲学の使い方』(岩波新書)などがある。
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