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人種主義の歴史

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「人種」という根拠無き考えに基づく差別と排除は、なぜ近現代世界に計りしれぬ惨禍をもたらしたのか——。

「人種」という根拠無き考えに基づいて、人を差別・排除する。人種主義(レイシズム)は、ナショナリズム、植民地主義、反ユダヤ主義等と結びつき、近代世界に計りしれぬ惨禍をもたらし、ヘイトスピーチや黒人差別など、現代にも深い影を落としている。大航海時代から今日まで、その思想と実態を世界史的視座から捉える入門書。
[出版社より]


著 者|平野千果子
出版社|岩波書店[岩波新書]
定 価|940円+税
判 型|新書判
頁 数|270

ISBN| 9784004319306
初 版|2022年05月


Contents
序章 人種主義を問う

第一章 「他者」との遭遇――アメリカ世界からアフリカへ
 第1節 大航海時代
 第2節 ノアの呪い――黒人蔑視の淵源

第二章 啓蒙の時代――平等と不平等の揺らぎ
 第1節 人間を分類する
 第2節 思想家たちと奴隷/奴隷制

第三章 科学と大衆化の一九世紀――可視化される「優劣」
 第1節 人間の探究と言語学
 第2節 人種の理論書
 第3節 優劣を判定する科学

第四章 ナショナリズムの時代――顕在化する差異と差別
 第1節 諸科学の叢生
 第2節 国民国家の形成と人種
 第3節 新らたな視角――黄禍論、イスラーム、反ユダヤ主義

第五章 戦争の二〇世紀に
 第1節 植民地支配とその惨禍
 第2節 ナチズム下の人種政策
 第3節 逆転の位相

終章 再生産される人種主義

 あとがき
 主要参考文献/図版出典一覧


Author
平野 千果子 Chikako Hirano
1958年,東京都生まれ。現在武蔵大学人文学部教授。フランス植民地史専攻。著書に『フランス植民地主義の歴史』(人文書院)『フランス植民地主義と歴史認識』(岩波書店)『アフリカを活用する』(人文書院)『新しく学ぶフランス史』(編著,ミネルヴァ書房)『グローバリゼーションと植民地主義』(共著,人文書院)『欧州統合の半世紀と東アジア共同体』(共著,日本経済評論社)『ヨーロッパ史講義』(共著,山川出版社)マルク・ブロック『奇妙な敗北』(翻訳,岩波書店) ほか。

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