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古今東西の文学を自在に横断しながら、文学とは何か、言葉とは何かを解き明かし独自の文明論に至る、吉田健一随筆の真骨頂。
言葉は生命の延長であると喝破し、人間にとっていかに欠くべからざるものであるかを論じた表題作ほか、古今東西の文学作品を自在に行き来しながら、言葉と文学の力を明らかにする。『今昔物語』や『宇治拾遺物語』といった日本の古典を題材にして文明論に至る異色作「説話」などを含む、最後の文士・吉田健一の知られざる名随想集。解説=宮崎智之。
[出版社より]
著 者|吉田健一
出版社|平凡社[平凡社ライブラリー]
定 価|1,700円+税
判 型|B6変型判/並製
頁 数|256
ISBN|9784582769685
発 行|2024年05月
Contents
言葉というもの
説話
日本語
素朴に就て
読むことと書くこと
控え目に
無駄を省くこと
言うことがあることに就て
何も言うことがないこと
後記
解説 宮崎智之
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